初代タイガーマスクの話

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2009年8月10日付「初代タイガーマスクの話」より)。

 小学4年生頃だったと思いますが、自分自身がはっきりと熱狂的なプロレスファンになったきっかけが、初代タイガーマスクのデビューでした(1981年4月23日蔵前国技館、対ダイナマイト・キッド戦)。

 初代タイガーのDVDを全巻持っていますが、やはりデビュー戦の衝撃は忘れることができません。プロレスの基本的なロックアップや手四つとは別のスタイル(マーシャル・アーツと言うべきか空手と言うべきか?)を取り入れていた点で、梶原一騎原作の『タイガーマスク』とも違っていたためです。

 全体としてはプロレスだけれども、ローリング・ソバットやミドル・キック、ハイ・キックの攻撃が多く、見慣れていたプロレス技の動きがむしろ控えられていた中で、フィニッシュのジャーマン・スープレックス・ホールドという結び目を見た瞬間、これがタイガーマスクなのだと、当時、直感的に思いました。

 デビュー以降、ヒールとしての小林邦昭やダイナマイト・キッド、ブラック・タイガーとの試合を通じて、タイガー自身のスタイルが(かなり見慣れたプロレス寄りになって)洗練されていくのがわかります。

 それから、タイガーマスク全集DVDの中で佐山聡さんがコメントを残しているように、「タイガーマスク・スタイルの原型は、イギリス時代のサミー・リーだ」という話は、“目から鱗”モノです。おそらく、当時の子供ファンにとって、噂に聞くサミー・リーについてはまったく謎だったからです。

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