カレーライスという欲望

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年8月31日付「カレーライスという欲望」より)。

 昨日は上野・国博の特別展「孫文と梅屋庄吉―100年前の中国と日本」と、夢の島公園にある「東京都立第五福竜丸展示館」を観覧してきました(感想については後日書きます)。

 先月に東京を訪れた時は、大雑把な水分補給と食事の仕方が祟って非常に体調が悪く、雑踏を歩くのが少し怖くなったのですが、それ以降、暑さ対策や健康管理をしっかり行って、消費した水分をスポーツドリンクで十分補ったり、腹が減る前に昼食を摂るなどをしてまったく疲れ知らずのまま帰宅することができました。残暑にめげずに。
 たとえ冬であっても、カラダを冷やさない程度で水分補給はこまめにした方が良いのだなと、今までかなりいい加減であった健康に対する考え方を改めることにしました。

 それはさておき。

JR上野駅公園口近くにある公園案内所
 以前ブログで書いた、上野公園の隠れスポット「グリーンサロン」。それ自体ではないのだけれども、すぐ傍にある「公園案内所」(兼売店)。ここも今までまったく眼中になかったのです。案内はもちろん、チケットはだいたい事前に用意してしまう(国博は年間パスポートを持参しているし)から。
 しかし今年からは違う。ここの“パンダ”の自販機に吸い寄せられ、ここで一旦プチ休憩を取る意味で、ドリンクを買って飲み干すわけです。ただそれだけなんですが、私にとって新たな憩いの場となりました。
 ただ、上野公園に初めて訪れる方は、JR上野駅公園口を出てすぐの、この案内所を積極的に利用した方が便利でしょう。何せ広い公園なので、どこをどう歩いて良いのかパニックになりがち。どこでどんな催し物があるかを確認するのに役立ちます。

 ところで、去年まで存在した上野駅・駅ナカの「更科」立ち食いソバ屋。当ブログ「いソノてルヲ先生の思い出【補遺】」でも触れましたが、学生時代はここで食券を購入して「カレーライス」を食うのが私の定番でした。しかし今はもう無い――。
 その頃は、まだ「カレーライス」を食う場所は他にも点在していました。駅1階のトイレと靴磨き商の近くにあった食堂群。それから、改札を入って、団体休憩所になっていた辺りの立ち食いソバ屋。あるいは地下鉄銀座線乗り場の近くの、古い食堂。ここに「カレーライス」があったかどうか、ちょっと記憶が曖昧ですが…。

 上野の「カレーライス」が食いたい、という消えることのない欲望。
 駅ナカもさることながら、駅前のレストラン「聚楽」も消えてしまったことで、ほとんどそれは壊滅的な欲望のようにも思えます。

 しかし。まだある。「カレーライス」が楽しめる店は今も存在する。

 丸井デパート近くの、「クラウンエース」。食券前払い制のカレー専門店。メニューは豊富ですが、「ビーフカレー」が450円というのは涙が出る安さ。もちろん、カレーの味も一級。まろやかで、甘味の中に辛味があり、辛味の中に甘味がある。懐かしい味。これぞ上野のカレーの味、なのです。「クラウンエース」万歳。

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